ゴッホが売れなかった理由

こんにちは! 吉田です!

先日はピカソの
お話をしましたが
いかがでしたでしょうか?

優秀なクリエイターでもあり
敏腕なマーケターでもあったピカソ。

よく

「作る」のは、職人のスキル
「売る」のは、商人のスキル

という話がありますが、

ピカソはまさに
2つのスキルを兼ね備えた
理想的な画家でした。

結果的に
ピカソは生前から
大成功を収めたわけですが
この原則は現代でも変わっていません。

webデザイナーとして
ビジネスをしていくなら

どちらのスキルも
必要不可欠。

「作れる」「売れる」
どちらかだけじゃダメなのです。

たまに

「卓越したデザインの腕があれば…」

という人がいますが
それはごく一部の人の話。

美大でぶっちぎりの主席とか
コンクールで賞を総ナメにできるとか

そのレベルの人なら
当てはまるかもしれませんが…

それでもあえて言うと、
デザイン技術と
稼げるかどうかは「別問題」と
考えたほうがいいです。

なぜなら、
いくら天才的・
革新的な技術を持っていても

売れないがために
世に残らない、という事例は
枚挙にいとまがないからです。

今回は、その1例として
ゴッホのお話をしたいと思います…

生前に売れたのは1枚だけ?

ゴッホといえば
代表作の「ひまわり」が
有名ですね。

1987年に、今の
損保ジャパン日本興亜が
落札した際の時価は…

なんと53億円。

1枚の絵に、53億ですよ。

なんか色々よくわからなくなりますね。汗

ちなみに現代で
ギネス世界記録にも登録されている
最高額の絵画は

レオナルド・ダ・ヴィンチの
「モナリザ」

だそうです。

正確な金額は
よくわからないそうですが
最低でも2020年断面で
約8億6000万ドルと言われており…

今のレートで
換算すると

…約1,145億円。
(最低でも)

上には上がいる。。汗

ちょっと話がそれましたが..

今では
ひまわり以外の作品も
ピカソと並んで
代表的な高額作家に
数えられるゴッホ。

しかし実は、
生前に売れたのは1枚だけ、
というウワサがあるくらい
当時は全く評価されませんでした。

(実際にはもうちょっと売れてたらしいですが..)

現代で有名なゴッホの作品は
そのほとんどが
彼の没後に評価されたものです。

ちなみに、
ゴッホもピカソと同じく
幼少期から絵の才能は
素晴らしいものでした。

では、どうして
そんなことに
なってしまったのか?

これは
ピカソのときにも
お話しましたが

「顧客の求めるモノ」

ではなく

「自分の作品」

ばかりを見ていたためです。

展示会を
開いたりすると

作家仲間や
弟で画商をしていたテオには
その才能を評価されていましたが

当時の顧客には
ゴッホのテイストは
なかなか理解されませんでした。

そのため、
弟のテオに売り歩いてもらうために
自分の絵を持っていくと

「兄貴、これは流行りじゃない。
”売れる絵”を描いてよ」

と言われるのですが、
最後まで自分のスタイルを
変えることはできませんでした。

「俺の絵が売れないのは
世の中の連中の目が
腐っているからだ!!」

と、失意に暮れていたそうです。

ゴッホほどの
絵の才能をもってしても

それが顧客に
求められていなければ
お金にはならなかったのです。

ゴッホは
アーティストとしては
間違いなく卓越した
スキルを持っていました。

しかし残念ながら
「売る」「稼ぐ」

つまり、
それをどうマネタイズするか
ビジネスにするかについては
素人だったのです。

結果として、

彼の没後になって
ようやく理解者が現れ

世の中がゴッホの才能を
理解できるようになったために
ゴッホの作品は冒頭のような
評価を受けるようになっていますが

その実、

生前に売れた絵はほとんどない

というのが
惜しまれる点ですね。

そしてこれは、
現代でも同じ。

事実、
中小企業の倒産理由は
7割以上が

「販売不振」

つまり「売れない」ことにあります。

ちょっと脱線するかもしれませんが

常々、他の
デザインスクールの広告を見ては
思うことがあって…

「webデザイナーになれる」

とは言うものの

「webデザイナーとして食っていけるようになる」

とは言わないんですよね。

もちろん
広告審査の関係もあるとは思いますが
「ニュアンスで避けてるよな~」って
毎回残念な気持ちになります。

中には

「クラウドソーシングで
戦って案件獲得できる」とか

「コーディングは
Aiがやるから不要」とか

本当にこの人たち
満足にフリーランスとして
仕事したことあるのかな?

って疑問が拭えないです。
(あんまり言葉はよくないですが。。。)

転職専門のスクールならまだしも、
フリーランスデザイナーを育成するなら
もっと稼ぎ方のところを
具体的に教えようよ。。。って思います。

同業でも、
もっとちゃんとしたスクールが増えるなら
業界の評判もよくなって
市場も活性化するのにな。。。と思うばかりです。

ゴッホ然り…
現代の企業の倒産理由然り…

どれだけ技術が素晴らしくても
売れなければ食べてはいけません。

企業が真摯に
お客さんに役立つ情報を提供したり
注意喚起したりする努力はもちろん

学ぶ側もしっかりと精査してから
学ばないといけない時代なので
もし最終的にウチを受講するにしても
ちゃんと他のスクールも比較してくださいね!

では!

吉田

p.s.

ちなみに、
「真珠の耳飾りの少女」で
有名なフェルメールも

ピカソと同じく
お客さんの趣味趣向に
ある程度寄せて描いていたそうです。

元画商ということもあって
顧客のニーズを肌感で
理解していたのかもしれませんね。

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ビジネスにめっぽう強い
デザイナーになりたい…

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だいたい当たるので

「いや、今じゃないかな」

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どちらにしても
ぜひ素直に大事にしてくださいね!

では!

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投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

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