カフェが選ばれた意外な理由

こんにちは!

仕事柄、家で
引きこもってばかりなので
週末はできるだけ
外で仕事をしている吉田です。笑

とはいえ、暑すぎますよね。。。

各地でお祭りや
花火大会もやってるみたいですが
フル在宅のオジサンには
もう暑さも熱気も
人混みもしんどいのです。笑

ということで
今日は週末にカフェに
お邪魔したときの
お話をさせていただこうと思います。

※あ、一応ちゃんと
マーケティング的なお話ですよw

選ばれる理由は、コーヒーの味でも、ランチの味でも、ましてや接客でもない。。。

さて、
真夏のカフェ仕事といえば
絶対にみんな1度は通る
"ある問題"が発生します。

そう、「冷え」です。

カフェは、とにかく、寒い。

入店から
最初の30秒は
天国かと思う。

そこから
2分くらいが
ちょうどよくて

30分いたら
当たり前に。

そして、
1時間後...

「寒いな。。。」

これ、みんな1度は
経験があるんじゃない
でしょうか?笑

なにせ夏で
汗も書いているため

服も冷えるし
余計に体温奪っていくしで
とにかくめちゃめちゃ寒いのです。

ということで
僕がカフェを選んだ理由...

それは

  • コーヒーの味
  • ランチの味やラインナップ
  • 接客の質

これらのいずれでもなく...

「空調がちょうどいい温度」

だからでした。

顧客が求めているポイントと売り手がアピールしたいポイントはだいたいズレている

もちろん、
カフェの利用客には
「味」や「居心地」のように
他にもいろんな用途で
選ぶ人がいます。

なので、
お店側が僕のような

「空調がちょうどいいから選んだ」

みたいな不届き者を
メインで集めたい(集客したい)か
どうかは別途考えるべきですし

どんな顧客に対して
「お店の強みが一番活きるか」という視点も
別途、見定めなくてはならないです。

がしかし...

僕の経験上、
ビジネスオーナーさんが
打ち出したいポイントと

顧客が求めている
ポイントは
往々にしてズレています。

しかも、ちょっとじゃなく
「かなり」ズレてる。笑

面白い例として
「ミゲルと西川貴教の消臭力CM」で有名な
(めっちゃ流行りましたよねw)

鹿毛康司さんが手掛けた
エステーの「消臭プラグ」という
商品があります。

直接コンセントに
指して使うタイプの
消臭アイテムですね。

当初は
開発側がいろんな
強みを出していて...

  • 消臭芳香剤を電気で温めて広める
  • 使い始めから終わりまで、一定の効果が続く
  • 24時間使い続けても、約60日は効果持続
  • いろんな香りを選べる
  • 電気代は1ヶ月20円 ...etc

当時は
このタイプの製品が市場に珍しく
画期的な製品だったそうで
いろんなアイデアが飛び交いました。

そして満を持して
まとまったメッセージは

「電子パワーでくまなく消臭!」

独自性である
「電子の力」を全面的に
打ち出しましたが

残念ながら、なかなか
ブレイクしなかったそうです。

これをなんとかしようと

「商品起点の思考を一旦とめて
顧客の意見を聞こう」と

グループインタビューを
実施したところ見つかったのが

なんと

「サイズが小さい」

という強みでした。
(そこ?って感じですよねw)

顧客にとっては、

「家が狭い = 隠して使うから
従来の置き型消臭製品でも
コンセント型でも、どっちでもいい」

という状態だったので

「サイズが小さいから、隠さなくても目立たない」
「目立たないけど、消臭力は抜群」

という強みが
刺さるのでは??

という結論になったんですね。

これをCMコミュニケーションに
落とし込んだ結果、
消臭プラグの売上は倍増したそうです。

あなたが選ばれている理由はデザインではない

今日のお話で
僕が何を伝えたかったか
というと...

ほとんどの場合
デザイナーが選ばれている理由は

「デザインではありません」

ということ。

本当に色んなところで聞くのですが
デザイナーさんって

「稼げるようにデザインの腕を
もっと上げなきゃ...」

って呪いを、知らない間に
自分自身にかけてるんですよね。笑

でも、さっきのお話を
思い返してみてください。

  • コーヒーの味
  • 電子パワー
  • 飛び抜けたデザイン力

求められてましたか??

というか、こういうとき
一度考えてみてほしいんですが

「自分が顧客だったとき、
それを求めてましたか?」と。

もちろん、
こういった力が求められる場合や
業種・業態も一部存在します。

(クライアントの目が肥えまくってるとか
ほぼ同時に複数の作品を見るようなコンペとか)

ただ、1対1の
お客さん相手だった場合
ほとんどそれはありません。

あ、ちなみに
「デザイン力がいらない」
って意味じゃないですよ?

コーヒーもまずかったらダメだし
消臭プラグも消臭できなきゃダメだし
デザイナーはデザインできなきゃダメ。

プロとしてお金をもらうなら
一定程度のクオリティは必要です。

※この辺は
次回のメルマガで
お話しようと思ってます。

ただし、そこから先は
大概、売り手がアピールしたいものと
顧客の求めているものが
ズレてきます。

なので、
お客様のインタビューをして
実際にデザインがどう使われているのか
お話を聞きましょう。

きっと

「そんなところ?!」

ってところが
評価されてたりしますよ。笑

では!

吉田

p.s.
お知らせです!

なんと
まだ8月も
上旬だというのに

うちの講座の9月枠が...
「あと2枠」で
もう終わりになります。

ということで
今日〜明後日の3日間限定で
から
9月枠の募集をいたします!
(2枠限定です)

次は10月~11月以降で
かなり先の予約となってしまうので
もし受講希望の方が
いらっしゃったら
お早めにどうぞ^^;
↓↓

https://salesdesign-school.jp/rocket/kobetu_re

これまで
不定期に募集していたのですが
最近ちょっと異例の
スピードで埋まってきているので
先行告知です汗

今後もだいぶ早く埋まってしまうと思うので
もし年内に気になっている方は
ぜひお早めに個別相談にきてくださいね。

p.p.s.

ちなみに
セールスデザイン講座は

「めっちゃ褒めてくれる」

が、意外な評価ポイントの1つ。笑

当たり前にやってると
わからないもんですね〜^^;

投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

詳しいプロフィールはこちら