ネコ動画はなぜ再生されるのか？
吉田 祥太
こんにちは！ 吉田です！
突然ですが、あなたは
「どうしてネコ動画って
あんなに再生されるのか？」
って考えたことありますか？？
これ実は、以前
グループセッションで
出た話題なんですが
考えてみると
結構面白いです。笑
デザインを考えるときの
思考のトレーニングにもなるので、
今日はぜひこちらを考えてみましょう。
まず考えてみたいのが、
ネコよりも簡単なところで
わかりやすく「タバコ」です。
タバコって不思議ですよね。。。
なんであれほど売れるんでしょうか？
冷静になって、
合理的に考えてみましょう。
まず価格です。
タバコってすごく高くて、
僕が子どもの頃は250円程度だったのが
今はほとんどの銘柄で500円程度するみたいです。
まさかタバコが
ハッピーセットと
同じ値段だとは。。。
次に、健康面。
百害あって一利なしですね。
ポイ捨てまでいくと
条例違反のオマケつき。
さらに、もう一声。
歯にヤニがついて黄ばみます。
口臭もタバコ臭くなります。
服にもタバコのニオイがつきます。
まとめると
・コスト面は牛丼より高い
・健康にも悪い
・ニオイや黄ばみなど、副産物も多い
こんな感じなんですけど、
タバコを買う人は2019年断面で
日本の人口の３割ほどいます。
なぜでしょうか？？
タバコのベネフィットが
これら全てを凌駕しているからですね。
ベネフィットとは
商品を購入することで
お客さんが得たい理想の状態や
変化、体験、メリットのことです。
僕も喫煙者ではないので
詳細はわかりませんが、
おそらくタバコのベネフィットは
「ストレス発散」や「一息つく」
といったベネフィット。
（もっと深いかもしれませんが）
カフェイン中毒者の
僕に置き換えると
「食後のコーヒー」
みたいなものですね。笑
「じゃあコーヒーでいいじゃん！！」
って思うかもしれませんが、
同じことを以前喫煙者の
弟に聞いてみたところ、
「コーヒー片手にタバコ、
お酒を片手にタバコの方が、
喫煙者にとっては至福」
とのことです。笑
（この辺興味があるので、誰か教えてほしい笑）
明らかに体に悪かったり、
明らかにマイナス面が大きくても
その人が求めるベネフィットが
商品で提供できれば
お客さんは購入してくれます。
スマホゲームとか、
Netflixとかも
合理的にマイナス面考えたら
課金して時間溶かしてるだけですよね。笑
それでもユーザーがいるのは
ベネフィットがそこにあるから。
（関係ないんですけど、Netflixの
「退屈は犯罪です」ってコンセプトCMが
すごく好きです。このお話も今度しますね）
逆に言えば、お客さんは
「商品そのものを購入しているわけではない」
という意識がすごく大事です。
僕らデザイナーでいえば
「チラシやLPそのものが欲しいわけじゃない」
ってことですね。
ベネフィットとして
「集客したい」「売上UPしたい」から、
そのための売れるチラシや、売れるLPがほしいわけです。
本題：ネコ動画はなぜ再生されるのか？
では本題です。
ネコ動画はなぜあんなに
再生されるんでしょうか？
（ペット動画でもいいのですが）
サイバー・コミュニケーションズが
2020年6月に全国15歳～69歳を
対象に行った実態調査によると、
40~60代のYouTube利用者の
視聴ジャンルランキング２位が
「ペットと動物」
となっているようです。。
（ちなみに
ランキング１位は
全世代「音楽」です）
答えはないので、
ぜひ考えてみてくださいね＾＾
わかりやすいところでいくと
「無条件に癒やされる」「孤独を紛らわせる」
といったベネフィットもあるでしょう。
「家から出なくていい」
「世話しなくても良い」というのも
ベネフィットですよね。
もっと踏み込むと、
「どうして癒やされたいんだろう？」
「どうして孤独を紛らわせたいんだろう？」
と、深堀りしていくと
「コロナの影響で一時的なのかな？」
「仕事だと管理職の人も多いし、
ストレスかかってるのかな？」
「もしかして独身世帯なのかな？
それとも子どもが手離れしたのかな？」
こんな感じで、
背景まで含めて考えることができるので、
お客さんのインサイトに近くなりますね。
あなたはどう思いますか？？
どうして商品が売れるのかを考え、デザインを作る
この考え方は
デザインを作るときにも
もちろん役立ちます。
「どうしてお客さんって、
この商品を買うんだろう？」
「どんな購入背景があるんだろう？」
「このベネフィットを
得られる商品は他にもあるのに
どうしてこの商品じゃなきゃダメなんだろう？」
「他社に比べて、何がすごいんだろう？」
常にこんな視点で
原稿を読んで、デザインを作っていくと
デザインの仕上がりも違うものになります＾＾
ちなみに、今商品を売っている人は
自社分析するときに、これらの質問に
ファクトベースで答えられるようにしましょう！
思い込みや推測でなく、
ファクトベース
というのが大事ですよ！
もし答えられない人は、
今すぐにファクトを集めてください。
（これがブレてるのは致命的です）
集め方がわからない方は、
「自分の商品・サービスが
売れる理由は
誰に聞けばわかる...？」
と問いかけてみてくださいね！
（ほぼ答えですね笑）
ではでは！
吉田
投稿者プロフィール
-
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては５年目。
ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。
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