やっちまったデザイン

こんにちは! 吉田です!

今日は
やっちまったデザインの
ご紹介を。笑

先日、道端で
こんな広告(看板)を
見つけました。

それがこちら...
↓↓

お、なにやら良さげな感じ...

んん・・・・??(不穏な空気)

...いや待て待て待て待て!!汗

という感じでして、
とりあえず車の中で
ひとしきり笑いましたね。

不覚。。笑

たまたま
車で通りかかった道で
信号待ちしていたところ
見つけたのですが

もはやそういう
ギャグとしか思えない
くらいだったので

とりあえず見つけて

ジーーーーーっ(-- -->>)

と目を細めて見ても..

「なぜそのバランスにしたのか...」

と、ずーっと疑問なくらい
お問い合わせが
圧倒的に小さい。。。

..っていうか
読めないどころか
見えない。。。汗

「吉田、さすがに加工しただろ」って
言いたくなるかもしれませんが、マジです。
マジでそのまんまです。

この看板は
目の前が道路でして

その道路が
よく渋滞するので

おそらくそれを狙って
車から見えるように
立ってるんですが...

お分かりのとおり
車の中から撮った画像でも
まあ見えないんですね。笑

これだと
どれだけコピーが良くても

「お問い合わせできない」

ってなりますね。汗

一見すると、

「こんなにやっちゃった広告、
滅多にないでしょ...w」

と思うかもしれませんが、
実は結構色んなところで
見受けられます。

今回のように

「とりあえず
お問い合わせが
めっちゃ小さい」

という表面的なことは
これを読んでくださっている方なら
ほとんどの人がしないと思いますが..

本質を見ると、
意外と同じようなことを
してしまっている広告って
よくあるんです。

ちょっとしたことで「お問い合わせしにくい」と感じるものは、割とある

たとえばチラシ。

よくあるのは
お問い合わせ方法が
複数あるものです。

たとえば

電話番号と
メールアドレスと
ホームページと
LINEとSNSと
その他いろいろ全部載せ..

みたいなチラシですね。笑

実はこれを

「電話番号だけ」とか
「電話番号メインで、
メールアドレスは補足で」みたいに

お問い合わせ方法を
1~2つに絞ると
成約率が上がることは
結構あります。

なぜこんなことが
起きるかというと、

複数の連絡手段があることで
お客さんが逆に
混乱しているからです。

「そんなことあるの!?」

って思うかもしれませんが、
そこそこあります。笑

事業者側は

「色んな媒体から
お問い合わせできるほうが
便利でしょ」

と、よかれと思って
お問い合わせ手段を
つい増やしたがるのですが

お客さんにとっては

「どれでお問い合わせするといいの?」

「複数のお問い合わせ方法で
何がどう違うのか一切わからないから
お問い合わせできない」

となるんですね。

たとえば
事前知識なしで
初めて行ったご飯屋さんで

「こちらメニューになります!」

って言われて
お品書きと値段だけが
ズラーっと書いてあるメニュー表を
渡されるのか、

「ウチの8割のお客さんが頼む
オススメこちらになります。
初めてならまずはこちらをぜひ!」

と、オススメを提案されるのでは
どちらが注文を悩むかは
明らかですよね。

これと同じことが
チラシを見ていても
起きるわけです。

ご飯屋さんだったら
お店にも入っているし

「まあ今食べたいのは
これかなー」と

悩みながらも
注文してくれますが

チラシは悩んでなどくれません。

「まあ後でいいや」

と、隅に追いやられたが最後。

お客さんは忙しい毎日の
アレやコレやに追われ..

2度と見てはくれません。

他の例だと、
長いURLを
そのまま書いてあるような
チラシもありますが、
あれも良くない典型例ですね。

チラシなら
QRコードにしてあげるのは
最低限として、

そのほかにも
URL自体を短くしたり、
簡単なものにしたりすることは
できるはず。

自分に置き換えたら
わかりますが、

わざわざ
チラシを見ながら
スマホにURLなんて
打ち込みたくないですよね。笑

でも、URLが
ゴリゴリに書かれている
チラシって意外と多いんですよね。

とまあこんな感じで、
冒頭の看板はかなり
斬新でしたが...笑

お客さんに

「んん...??」

と、お問い合わせを
一瞬ためらわせてしまう広告は
意外と身近にたくさんあります。

ちなみに
これを防ぐには
どうすればいいかというと

お客さんの
思考ステップを分解して
1つ1つ丁寧に
応えてあげればOKです。

一口に「お問い合わせ」といっても

「今すぐお問い合わせするべき?」

「お問い合わせ方法はどれがいいの?
(自分にあったお問い合わせ方法が発見できる)」

「お問い合わせしやすい(面倒でない)」

「お問い合わせが繋がる(反応が返ってくる)」

こんな感じで
細かい思考プロセスを
僕らは無意識に
頭の中で行なっています。

これら1つ1つを
しっかりケアしていきましょう。

たとえば、

「今すぐお問い合わせするべき?」
→例)期間限定のオファーや
先着限定の割引をつける、など。

「お問い合わせ方法はどれがいいの?
(自分にあったお問い合わせ方法が発見できる)」

→例)お客様のお悩みに合わせて簡単なカウンセリングをしますので
お問い合わせはお電話でどうぞ! 080-xxxx-xxxx
(電話番号でお問い合わせしてほしい理由とセット)

「その場でしつこくセールスしたりすることは決してありません。
ご安心ください」と、文言を付け加えて、電話のハードルを下げる。

「お問い合わせしやすい(面倒でない)」
→例)電話なら電話応対時間を明記する、休日はどうすればいいか書いておく、など。
メールならメールアドレスをなるべく短くする、QRコード化する、など。


「お問い合わせが繋がる(反応が返ってくる)」
→例)電話なら「〇〇の時間帯は繋がりにくい場合がありますので、
その場合は留守番にお問い合わせ希望、とお伝えいただき
電話番号をお伝えください。折り返しさせていただきます。」

と付け加えたり、
メールなら

「2~3営業日でお返事させていただきます。
その間、お役立ちPDFをメールアドレス宛に返送しますので
ぜひお読みいただき、お待ちください。」

という感じで、
連絡をお待たせする時間も
ロスタイムにしない、という工夫。

(余談ですが、ローソンのコピー機や
サイゼリアの間違い探しがこれと同じで
本来のロスタイムを価値に転換してますね)

大事なのは、

「お客さんの手間や
ストレスをなるべく
なくしてあげる」

あるいは
「プラスの価値に
転換してあげる」こと。

なぜなら
僕らの作っているものは広告で
基本的にお客さんが
読みたくないものだからです。

重ね重ね、

今回の看板は

「いやいやいや
それはないでしょ汗」

というレベルで
やっちまっているのですが..笑

人の振り見て
我が振り直せ、ですね。

僕らも同じ轍を
踏まないように
注意しましょう!

ではでは!

吉田

p.s.

よく

「Twitter、Instagramも
やってるのでフォローお願いします」

って最後に加えている
YouTubeチャンネルがあるんですが
あれもお客さんからすると

「TwitterとInstagramで
発信されている内容が同じなのに
なぜわざわざ複数のSNSを
登録しなければならないのか?」

って疑問に
まったく応えていないので
これもNGな例の典型です。

お客さんに何か
行動を要求する際は
必ず理由をセットにしましょう。

たとえば

「Twitterでは最新情報を
Instagramでは
限定配信をしているので
よければフォローしてください^^」

とか。

(内容がお客さんの
ベネフィットになっていると
さらに良いですね)

この辺をもっと詳しく知りたい方は
「影響力の武器」って本がオススメです。

買うと高い(4,000円以上します)ので
図書館などで借りて読んでみてください。笑

webマーケの業界で
これ読んでない人は
モグリと言われるくらいの
必読書なので、
めちゃ勉強になると思いますよ^^

では!

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投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

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