行き過ぎたセールスデザイン

行き過ぎたセールスデザイン

こんにちは! 吉田です!

今日はちょっと短めです!

先週末に

「ちょっとやりすぎかなー?」

と思うデザインを
見つけてしまったので
今日はそちらをシェアしますね!

農林水産省が認定??

問題の画像がこちら。
(商品が特定しないようにめちゃ寄ってます)
↓↓

「農林水産省認定」と
デカデカ書かれた下に

「鳥加熱処理工場製造」と
小さく書いてあります。

人によっては

「んーそのくらいは
みんなやるんじゃない?」

と思うかもしれませんが..

これだけ寄って
このフォントサイズなので

遠目から見ると

「かなりの誤認をさせる
デザインだな。。。」

と、吉田はそれなりの
闇を感じます^^;

『この商品を』
農林水産省が認定

なのか

『この商品を製造している工場を』
農林水産省が認定

なのかで、
だいぶ意味が
変わってきますよね。

特にこの商品は
ペット用品なのですが

ペットの口に入るものなので、
買う側がどんな気持ちで選んでいるかを
ないがしろにされているようにも感じます。
(なんでも売れりゃいいのか、と。)

たとえ法律的には
問題がないにしても..

こういう広告を見ると、
あからさまな意図を感じて
ちょっと残念ですね。。

デザインの特徴だけ見たら
セールスデザインそのものですが
僕はこのデザインは
セールスデザインではないと思います。

言葉を選ばなければ、
消費者をダマすような広告や
誤解を招くようなものは

セールスデザインでもなければ、
まっとうな広告でも
ましてやビジネスでもないです。

たとえ一時的に売れたとて
すぐに衰退していきます。

(むしろ
そんなことをしないと勝てないなら
そもそもビジネスのやり方が
間違ってますよね。。)

ちょっと脱線しましたが、
このデザインを見たとき

僕らデザイナーにも

「情報をちゃんと伝える
責任があるよなー」

と、しみじみ思いました。

情報の加工の仕方で
消費者が受け取る情報は
変化します。

「売れれば何でもいい」
ということではなく

"お客さんにちゃんと
商品の魅力・価値を伝えることで
「売れる」という当たり前を担っている"

デザイナーも
そんな当事者意識をもって
仕事する必要がありますね。

ちょっと真面目なお話になりましたが
世間でも、案件でも、こういうグレーなお話は
結構あったりするので、気をつけていきましょう^^;

では!

吉田

p.s.

ちなみに
割と有名な文句で

「一般の消費者は
絶対にわからんよなあ。。。」

という
グレーゾーン広告の
最有力候補は..

お昼のラジオやCMに多い
過払金のプロモーションです。笑

よく聞いていると
一番最後に

「代表は
法務大臣認定司法書士の〇〇」

とか言ってることが多いのですが

タネ明かしすると、
司法書士は全員、法務大臣認定です。笑
(司法試験合格が必須なので。)

言葉だけ聞くと

「司法書士の中でも
認定された凄い人なのか?!」

と聞こえるかもですが、
いやはやグレーなプロモーションですね。。

こういうプロモーションは
この先もどんどん巧妙になっていくので
イチ消費者として
僕らも日頃から気をつけましょう。。

ではでは!

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投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

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