この本、読みました？

2021年8月6日 2021年10月10日

吉田祥太

こんにちは！　吉田です！

先日、
ジャパネットたかたの創業者
髙田明さんの「伝えることから始めよう」を
読みました。

この本、読んだことありますか？？

もし読んだことがなければ、
そのまま読まないで
おいてください。

2017年に出た本なんですが
「あまり知られたくない..」と思うほど
めっちゃいい本でした。

（セールスデザインに興味を持っていただいている
起業家・経営者の方はもちろん、
物販やられている方は絶対に読むべき。。）

中でも感動すら覚えたのが、
髙田さんのベネフィットの伝え方。

すんごかったです。

もしもあなたが
４２型の大画面薄型テレビを売るなら、
ベネフィットはどんなものにしますか？？

ちなみにベネフィットとは、
その商品を購入することで
得られる理想の変化や成果のことです。

ちょっと時間とりますね。

・・

・・・

さて、いかがでしょうか？

おそらくほとんどの方が
「大迫力の画面サイズで、スポーツや映画を楽しめます」
といったベネフィットに行き当たったのではないでしょうか？
（実際僕もそうでした）

では、髙田さんの紹介は
どのようだったかというと...

↓それがこちら↓

皆さん、４２インチの大画面テレビがリビングに来たら、格好いいでしょう。
お宅のリビングが一気に生まれ変わりますよ。素敵なリビングになるんです。
それだけではないですよ。大きなテレビがあったら、自分の部屋にこもってゲームをしていた
子どもたちがリビングに出てきて、大迫力のサッカーを観たりするようになりますよ。
家族のコミュニケーションが変わるんです！
「伝えることから始めよう」ジャパネットたかた創業者髙田明, 2017, p.136

か...かぞくのコミュニケーションが変わる。。。

はじめて読んだときは
「そりゃ売れるわーーー」って
めちゃめちゃ悔しくなりました。。

髙田さんは
機能や性能には触れず

「大きなテレビがリビングにあったら、
お客様の生活がどんな風に楽しく、豊かに変わるのか」

ベネフィットを
こんな風に想像したそうです。

プロですね。。。奥が深い。。。

これを読んで吉田も
ベネフィットの定義を改めました。。
（悔しいけどめっちゃ楽しいですね）

さらに
「どうやったら伝わるか？」という点も
本当に勉強になります。

「伝えたつもりではダメ。伝わることが大事」

これはセールスデザイナーなら
絶対身につけなければならない視点の１つです。

たとえば
パスポートサイズの小型カメラを売るときに
どれだけ「これまでよりも圧倒的に小さい」
「パスポートサイズ」と言葉で言っても伝わりません。

髙田さんはこのようなとき
必ず手に持って、名刺を横に並べて
見せたりします。