斜向かいのマックとシェイクシャックは競合なのか?
こんにちは! 吉田です!
花粉、やっばいですね。
自分、花粉症ではないですが
壮絶にやばいのがわかるくらい
喉がイガイガしてます。。。
朝の犬の散歩でも
「春うらら…」って感じがするのは
この季節らしくて良いのですが…
とにかく息がしづらい。。。汗
それこそ花粉症の方は
かなりしんどいでしょう。。。
お悔やみ申し上げます。。。
さて今日は
先日、とある打ち合わせで
首都圏のハンバーガーショップを
訪れたときのお話をしたいと思います。
意外とデザイナーで
盲点になっている人も多いので
ぜひ今日のお話を活かしてみてください。
では行きましょう^^
一見するとバチバチな
同一カテゴリーの競合たち…
首都圏って
たとえば
吉野家とすき家が
めっちゃ近くにあったり
スタバとルノアールが
目と鼻の先にあったり
こんな光景を
よく見かけると思うのですが…
僕が今回打ち合わせに
訪れたところも
ご多分に漏れず…
ハンバーガーチェーンの
マックとシェイクシャックが
斜向かいにある…
そんな感じのカフェの一角で
お打ち合わせをしてきました。笑
マーケティングに
慣れていない方からすると
- 牛丼チェーン vs 牛丼チェーン
- コーヒーチェーン vs コーヒーチェーン
- バーガーチェーン vs バーガーチェーン
みたいに、
一見バチバチな
対立構造に見えるんですが…
これらの例、実は
「そこまで食い合ってない」という
奇妙な構図が成り立っていたりします。
というのも
これらのチェーンは
お客さんの中で
「用途が違う」
というケースが多いからです。
たとえば、
牛丼チェーン。
同じ牛丼を提供していても
吉野家とすき屋の違いは
ターゲットの違いです。
吉野家が
サラリーマンの男性を
ターゲットに据えているのに対し
すき家は
「ファミリーで来れる牛丼屋」を
コンセプトに据えています。
なので、それが
メニューにも反映されて
かなり違いが出ていたりします。
(すき家はめっちゃメニューが多いし、
割と女性が好きそうなメニューが充実してます)
コーヒーチェーンにしても、
スタバでお茶する人と
ルノアールでお茶する人は
間違いなくお茶の「意味」が違います。
前者はどちらかといえば
- 友達やママ友と待ち合わせやお喋り
- デート中に一息ついて休憩
- カフェで集中して仕事
こんなニーズが多いのかなと思います。
一方後者は
落ち着いた静かな空間で
- 商談
- 打ち合わせ
こんな感じのニーズが
ほとんどです。
(行ったことない方は、
ぜひ新宿や新橋のルノアールに
行ってみてくださいw)
なので、
やはりこちらも
そこまで食い合わないわけですね。
そして、
マックとシェイクシャックについても
基本的には牛丼チェーンと同じです。
マックの客層は
サラリーマンやOLさんや
ファミリー層。
(実際、カウンターは近場のサラリーマンやOLさん、
テーブル席はほとんどが子ども連れのご家族でした)
一方、シェイクシャックの方は
ママ友や若年層、カップルのユーザーがほとんど。
まあこれも、言われてみれば
それぞれのメニューの違いに現れてますし
自分がユーザーとして
- 家族で小さなお子さんを連れて行くなら?
- ママ友だけでランチするなら?
と考えてみると、
結構わかりやすいですよね。笑
もちろん、
カテゴリーとしては同じなので
一部ユーザーやニーズが
重なるところはあるかもしれませんし
お昼時の限られた
「ランチ需要」という
市場を取り合う…
この意味では
バチバチな競合ですが
その実、
ユーザーの「用途」が違うと
立地がどうあれ、さほど直接的に
食い合ってなかったりするケースもあるわけですね。
あなたの競合は誰?
ここからが本題です。
今日のお話は
「同じカテゴリだったとしても
実はそこまで食い合ってないかも…」
というもので
その実、サービスが
何と競合するかは
「ユーザーの用途で変わってくる」
というお話でした。
では、
僕らのような
デザイナーに置き換えたとき
これはどうなるでしょうか?
つまり、、
僕らの競合は誰なのか?
ということです。
よく僕が
グループセッションで
耳にする話だと…
「ライバルのデザイナーが。。。」
「〇〇さんよりもデザインが上手じゃないから。。。」
みたいなお声を聞くのですが
実はこれ、競合の設定をミスってる
可能性があるということなんです。
もちろん、
チェーン店の例と同じく
「ランチ需要」という
意味において言えば…
たとえば
デザイナーの場合、
コンペがそれに当たるのですが
「需要の数に限りがある」ので
競合のデザイナーと
バチバチに食い合うことになります。
ただ、それ以外だったら?
例えば
ユーザーのニーズが…
- 「自分でデザインを作りたい / 調整したい」というニーズなら…
→canvaやペライチ、パワポが競合に - 「面倒だから広告全部おまかせしたい」というニーズなら…
→広告代理店や制作会社が競合に - 「デザイン以前に、自分のビジネスをしっかり熟知して、考えてくれて
プロモーションまで落とし込んでくれる人と一緒に仕事がしたい」というニーズなら…
→マーケティング・コンサルタントやセールスライターが競合に
こんな感じで、
お客さんのニーズによって
カテゴリーのまったく違う人やモノが
ライバル関係になるわけです。
実はこれが
競合設定で最もやってはいけない
「主観で勝手に競合を決めてしまう」
という典型パターンです。
僕のメルマガや
グループセッションでのお話で
死ぬほど
クドクドクドクドと
「顧客目線で考えましょう」
とお話しているのは
顧客目線に立たないと、
こういうことが見えにくく
なってしまうからなんですね。
要は、
「ライバルのデザイナーが…」
「あの人よりも30%デザインが下手だな…」
なんて、
お客さんは発注するときに
1ミリも考えていないわけです。
(需要が限られてるようなコンペや
採用応募は別ですが…)
もちろん、
悩みはもって
然るべきものですが…
もしビジネスとして
デザインをやっていくのであれば
主語が自分になっている悩みは
一旦脇に置いておいてください。
(というか、お客さんにとって
その悩みが重要でないなら
その悩みを解決したい
=自己満足になります。)
真に考えなければならないのは
「お客さんのニーズは何か?」
「お客さんが何を求めているか?」
「お客さんが悩んだとき、何を考えてどう選ぶか?」
そして、その答え…
つまり「本当の競合は誰なのか?」
これは、お客さんしか答えをもっていません。
だからこそ、
お客さんにヒアリングすることが
めちゃめちゃ重要なんですよね。
ということで、
もし競合について
「あ、やっべ。。。」
となった人がいたら、
ぜひ、今日からお客さんへの
ヒアリングを徹底してみてください。
地道ですが
これを極めるのが
売れる近道ですよ。
では!
吉田
p.s.
さっき知ったのですが、
昨日は最強の開運日だったらしいです。
(↑よくわかってないw)
「昨日始めたこと…なんだったけ?」
って思ったんですが、、
もう考えるの面倒なので
今日から1つ始めます。笑
こういうのは勢いとタイミングが大事なので
もし気が合う方がいたら
ぜひあと3~4時間のうちに
何か1つ新しいことを始めてみてください!
僕は自分のできることを
棚卸しします。笑
では!
ご質問お待ちしています!
投稿者プロフィール
-
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。
ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。
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