提供すべきはデザインじゃない
こんにちは! 吉田です!
今日はちょっと
直接的にデザインから
離れたお話です。
「青空レストラン」という番組を
ご存知でしょうか??
毎週土曜日の夕方にやっている
宮川大輔がMCを務める
グルメロケ番組なのですが
毎回、各地の
美味しい食材を作っている
生産者さんを訪ねては
その生産者さんのこだわりや
食材の特徴を紹介しながら
最後はその食材を使って
生産者さんや地元の方の
オススメ料理を
ビールと一緒にいただく、、
そんな夢のような番組です。
この番組は
筆頭スポンサーが
「サッポロビール」
なので
乾杯のビールは
もちろんサッポロビール。
とにかくビールも料理も
いっつも美味しそうで
本当に出演者が羨ましいのですが...笑
ついこの前の土日に
もう1つ同じような
グルメ番組を発見しました。
その名も
「ベスコングルメ」。
こちらはなんと
10月2日開始で
日曜日の夕方から
麒麟の川島と
オードリーの春日の2人が
隔週でMCを務める番組。
番組の内容はというと
かなりのスポ根番組で...笑
ゲストと一緒に
目的の飲食店まで1~2時間
ひたすら練り歩いて
お腹を空かせたベストコンディションで
美味しい料理とビールを味わうというもの。
もちろん、練り歩いている途中は
水以外を一切口にできないルール。
第一回は焼き鳥でしたが
2時間歩いたからか
めちゃめちゃビールが進んでました。
(というか、染みてるイメージでしたw)
こちらの
筆頭スポンサーは
アサヒビール。
そのため、提供されるビールも
もちろんスーパードライ。
暑い日に
歩いてヘロヘロなところに
キンキンの辛口ビールと
うまい焼き鳥。。。。
至極うらやましい。。。
(飲めないけど)
番組の構成に見るターゲットの違い
さて、この2つの番組は
それぞれビールの大手ブランドが
スポンサーということで
当然、番組にも
その特色が現れています。
具体的には
ブランドがターゲットとするイメージが
かなり色濃く反映されているんですね。
わかりやすいのは
アサヒビールがスポンサーの
ベスコングルメ。
歩いて汗をかいて
ヘロヘロになって
ビールを飲む
という番組構成からみても
「挑戦」「渇望」「汗」
「躍動感」「肉体を駆使する」
こんな感じのブランドイメージ像が
見え隠れしています。
アサヒビールはCMでも
イチロー選手や
ラグビー日本代表の姫野選手
世界的ピアニストの上原ひろみさん
こんな感じの
スポークスパーソンを起用してます。
まさに
「挑戦」や「渇望」のような
キーワードが似合うブランドですね。
一方、青空レストランの
スポンサーである
サッポロビールはどうでしょうか?
番組構成に
汗や泥くささを見ることは
ほとんどなく
生産者がこだわった美味しい素材と
素材を活かすこだわった料理、
そして、こだわりの美味しいビール。
察するに
「違いのわかる大人」
「こだわりのある大人」
「とっておきの時間」
こんな感じの
ブランドイメージ像でしょうか。
ブランドは違いますが、
同じサッポロビールで
「サッポロ黒ラベル」
という商品があって
その有名なCMの1つに
「大人エレベーター」があります。
これにも
エレカシの宮本さん
YUKIちゃん
king gnuの常田さん
と、ちょっとクセや
こだわりの強そうな人が
CMキャスティングされてます。笑
(サッポロビール全体がそういう
ブランドコンセプトなのかも。。。)
さて、今日のテーマで
何が言いたいかというと、、
同じ「ビール」という商品を
売っていても、ブランドによって
「何を売っているか」は
全く違うということです。
あなたというブランドが届けるべき「何を」は?
より広い
マーケティングの世界だと
「ビール」という商品は
1つの伝達ツールであり
マーケティング設計で
必須の3要素と言われる
「誰に」
「何を」
「どのように」
の「どのように」
ここに相当します。
一般的に考えたら
「え、ビールって
『何を』じゃないの?」
と、ちょっと不思議に
感じるかもしれません。
でも、ビールは「何を」ではなく
あくまで「何を」を届けるための「ツール」、
つまりHowなのです。
「何を」に相当するのは
ビールという商品の先にあるもの。
サービス提供者から見ると
「ビールという商品を通じて
本当に消費者に届けたいもの」
であり
顧客側から見ると
「ビールを買うことで
本当に得たい価値」
といえば、
わかりやすいかもしれません。
消費者が
ビールを買うことで
得られる価値は
「今日も頑張った。明日も頑張ろう」
と思えることかもしれないし
「挑戦を応援すること」
かもしれないし
「美味しいものを誰かと分かち合う時間」
かもしれません。
あくまでビールは、
そのためのツールであり
「どのように」なのです。
そして当然、
この「何を」には
一貫したテーマが必要です。
アサヒビールが
仮に「挑戦を応援する」を
「何を」に据えたなら
その先の「どのように」は、
当然「挑戦者」を
スポークスパーソンにすえるべきですし
ビールのパッケージや
CMの中身、音楽選定、メッセージなどなど
すべてに一貫性をもたせるべきですね。
そして、これはデザイナーでも同じ。
僕らが作るデザインは
クライアントが求める「何を」ではなく
あくまで「どのように」の1つ。
デザインは
1つのツールであり
あなたがクライアントに
本当に提供していくべきものは
別にあるはずなんです。
だとしたら、
あなたというブランドが
本当にクライアントに
提供しているのは何か?
クライアントが
あなたというブランドに
求めている本当の価値は何か?
そして、そのテーマを
体現するようなビジネス構造に
あなたのビジネスは設計されているのか?
超・超・超大事なので
ぜひ、週末にでも時間をとって
考えてみてください。
では!
吉田
p.s.
ちなみに、
さっきの話を
うちのデザイン講座に
当てはめると
「どのように」が
セールスデザインの
スキルになります。
つまり、僕らが
本質的に受講生さんに対して
売っているものは..
実は「デザイン技術」ではないんです。
もちろん、
デザインスキルは
当然提供しますが
それはあくまで
「どのように」という
意味の1つのツールでしかありません。
では
セールスデザイン講座が
本質的に提供している「何を」とは?
もちろん答えは
ありませんが
上野さんも言ってますが
これは
「自分の人生を変える力」
だと思っています。
だから
「どのように」では
デザイン以外のことを
たくさんお伝えします。
(というかほぼ
デザインの話してないような...汗)
それこそ
このメルマガや
YouTubeやラジオ、
グループセッションなどで
- 在宅デザイナーのマーケティング
- 仕事の取り方やコツ
- フリーランスとしてのキャリア設計
こんな感じのことを
めちゃめちゃ話しているのは...
受講後に
「ハードだ」「キツイ」
「もう何も手につかない」
という人が続出するくらい
課題がハードで実戦的なのは
なぜなのか...
僕らが提供している価値を
「デザイン」だと
思っていないからです。
「自分の人生を変える力」
という「何を」を届けるための
一貫性あるビジネスの形だからなんです。
そして一方で
受講される方も
「デザインを本質的な
価値としては欲していない」
というのが本当のところでしょう。
- お子さんや家族を大事にしながら在宅で仕事がしたい
- ゆくゆくはフリーランスとして自分の腕一本で仕事していきたい
- 今の働き方を変えるために、本気で自分を追い込んで学びたい
こんな感じの価値を求めて
うちのデザインを学んでいるんだと思います。
この意味で、デザインが
1つのツールであり
「どのように」なのは
何となくわかると思います。
もし、あなたが
そんな価値をデザインの先に考えているなら
ぜひ、うちの講座を受けに来てください。
↓↓
※募集を締め切りました
そして吉田に
ガンガン質問しにきてください。
吉田に提供できる
ありったけをもって
お相手します。笑
(ちなみに今日もキャリア相談しましたw)
他のデザインスクールで
こんなに突飛なことをしているところは
ほぼないと思うので
ぜひ吉田が現役で
グループセッションをしている間に。。。
(意味深発言ですが特に意味はないですw)
あなたのご参加をおまちしてます!
では!
ご質問お待ちしています!
投稿者プロフィール
-
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。
ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。
⇒ 詳しいプロフィールはこちら
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