2位なんかいッ!!!

こんにちは! 吉田です!

突然ですが、
ハコネーゼの
CM見ましたか??

見てない方は
ぜひ見てくださいね!

マス広告で久しぶりに
いい広告だったなあ..と
ちょっと感動しました。

セールスデザインにも
深く関係する内容なので

今日はちょっと短めに
こちらをご紹介したいと思います!

2位なんかいッ!!!

さっそくですが
15秒CMなので
さらっと見てみてください。

こういうものって
基本的に「売上1位」を
大々的に掲げていくのが
セオリー。

自分も見たとき
「あーどうせまた1位ねー」って
どこかで思ってたんですね。

で、初めて見たときに

「2位なんかいッ!!!」

って思わず自宅で
ツッコンでしまった
という次第です。笑

ちなみに蓋を開けてみると

売上1位~3位まで
ハコネーゼが独占していた
というオチなんですが。。笑

↓↓

でもいざ自分が
このCMをやるとしたらと
考えると..

「3冠達成!!」
とか安直でありきたりな
CMになりそうだな。。。と。汗

見せ方で
全然変わるのを
勉強させてもらいました。

どんな広告でもギャップは超大事。

このCMで
とくに良かったのは
ギャップです。

意外性、とも言い換えられます。

このギャップ、
めちゃ簡単なのですが
広告では強力な要素になります。

世間でも

"ギャップ萌え"とか
"ツンデレ"とか
"キモカワいい"とか

ギャップの事例には
枚挙のいとまがありませんよね。

ギャップに
必要なものは3つ。

①基軸

②距離

③同軸である(相関している)

です。

①の基軸は
「どこを基軸にするのか」です。

ギャップは意外性なので
「いつ、どこと比べて意外なのか」という
ベーシカルな状態がないと、
成り立ちません。

②の距離は
①の基軸をもとに
どれだけ離れているのか?

つまり、
「どれだけ意外なのか?」
ですね。

この距離は基本的に
意外であれば
意外であるほど良いです。

③の「同軸(相関関係)である」は
忘れがちになりますが
結構重要です。

たとえば
"ツンデレ"は

①が「普段はツンツンしている」
②が「でもたまにデレデレする」

と、軸が「〇〇さんの性格・態度」
という軸で同軸です。

これが

「〇〇さんは
ツンツンしているけど
料理が上手」

とかは成り立たない、
ということですね。

(当たり前ですが、結構
やってしまうことがあります。。)

わかりやすい好例は
Before / Afterの秀逸な
ライザップさんです。

Before(①基軸)

After(②距離)が
ビジュアル的に
衝撃なくらい変化するのは
もちろん..

①・②と同軸である
「〇〇さんの変化までの時間(③)」で
ギャップを作ることで

「2ヶ月で、このカラダ」
というキャッチフレーズを
作り出していますね。

では今回の
ハコネーゼというと..

①の基軸に
「吉田の頭の中の前提」つまり
→「どうせまた売上1位でしょ」

がありつつ

②の距離に「2位!!」
ということで
①の先入観や前提との
ギャップを作り出しています。

②の距離が
仮に5位とかで
1位まで全部ハコネーゼが
独占していたら
かなりインパクトありますよね。

意外性は、
意外であればあればあるほど
興味・関心を引き付けます。

「100万のりんご」

「14歳の母」

「ホームレス中学生」

...などなど
興味をそそるものは
かなりの確率で
これを使ってます。

セールスデザインでは
どのようなポイントで
よく使うかというと
「ヘッダー」と「ボタン」ですね。

ヘッダーは興味・関心を引くために
コピーで使われることが多いですね。

ボタンは押してもらう以前に
「気がついてもらうために」ですね。

目立たせ方は色々ありますが
制作の際にはこのあたりも
「あ、意外性だ」と
気を配ってみていただくと
発見がありますよ!

ぜひ、日頃から
ご自身の身の回りに
ギャップがないか
見てみてくださいね^^

ではでは!

吉田

投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

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