IllustratorとXDのデザインで使う機能の違いとは?
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/ブログ_xd-1024x698.jpg)
こんにちは
日南本です!
実務でデザイン制作をする
ソフトとしては
Illustrator、Photoshopが王道ですね。
しかしながら、
シンプルなデザインは
XDで制作しているという方も
いらっしゃいますし、
制作会社から請け負う場合や、
社内でコーディングするという場合は
XDで納品を希望される会社もあるかと。
多くの人に支持されていて、
Adobeも推しているXDですが
プロトタイプやワイヤーフレーム作成、
そして共同でwebサイトを作るための
機能は充実している反面、
デザインするための機能が少ないです。
XDだけで凝ったLP制作はできないですが、
XDで出来ないことや、
Illustratorで作っておいた方が良い
部分を理解していると
XDで納品することは可能になり、
少しの学習コストで
扱えるソフトの幅が広がります。
今日は、Illustratorではできるけど
XDではできない機能について見ていきましょう。
(ワイフレ作ったりするのには
軽いしすごく便利なソフトですよ)
command+C(コピー)してから
command+F(同じ位置にペースト)がない
Illustratorでは頻繁に使う、
オブジェクトをコピーして
同じ位置の任意の重なりにペーストする
ことができません。
多くの方がピンとこないと思いますが
セールスデザイン講座の
卒業生ならよくわかるのでは。。
これが出来なかったら
めちゃくちゃ不便です。
重ねない前提で作る
ソフトなのだと思います。
文字のカーニング・行間の
調整のショートカットがない
文字タッチツールもないので
地道な調整となります。
もしかしたらプラグインを
入れるとできるのかもしれません。
(時間がある時に調べよう)
この画像ぐらいのあしらいなら
文言修正を考慮して、
XDでやってしまった方が得策です。
Illustratorが使えたら問題なくできます。
↓↓↓
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/xd2.jpg)
アピアランスを重ねられない
効果の種類が少なく
そしてIllusratorのようにアピアランス
を重ねることができません。
囲み文字にするには、
パスに変換しアウトラインを取る
必要があります。
アウトラインを取ると
打ち直しや編集の手間がかかるので
手の込んだ見出しなどは
Illustratorで作るのが得策です。
地図上の「岡山県」は
Illustratorで作った
白で囲った方が見やすいですが、
これぐらいなら、許容範囲だと
思うのでXDでいきます。
※問題なく1回でFixしました。
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/xd3.jpg)
Illustratorのスウォッチは反映されない
Illustratorのスウォッチは
そのままコピペで持っていっても
反映されません。
Illustratorで画像を作って
ラスタライズするか
pngやjpgに書き出すかして、
Xdに持っていきましょう。
スウォッチを使って
水彩のテクスチャを重ねていたのを、
コピペでXDに持っていくとこうなります。
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/xd4.jpg)
ロックしているのに選択できてしまう
ロックされたオブジェクトは
編集はできなくなりますが、
選択できてしまいます。
そして、ロックしたオブジェクトの
下の物が動かしにくいです(汗)
Adobe公式の動画では
「ロックしたら選択できない」と
言っているのですが、
わかりにくいGifですが
ロックしてるのに選択できている様子です。
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/xd.gif)
あと、シェイプマスク
(Illustratorでいうとクリッピングマスク)
すると、ドロップシャドウなどが
つけられないという事も思い出しました。
こんなふうに
書き出すと色々とありますが、
まとめとして、
簡単なオブジェクトや文字や
全体的なレイアウトはXDで作り、
複雑な画像はIllustratorで
作ったものを書き出して配置して
いきましょう。
↓↓↓
![](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/02/xd5.jpg)
上記はピンをクリックすると
詳細情報がモーダルウインドウで
出てくる仕様で数が多い為、
コーダーさんの負荷が少しでも
軽くなるように必然的にXDです。
分けられるものは分けて、
できるだけコーダーさんが
コーディングしやすく配慮しています。
Illustratorは困られても
XDならコーディングを
受け入れてくれる場合はあります。
(私の周りだけかもしれませんが)
Illustratorが使えたら
XDの操作は10分ぐらいで
慣れてきますので
ちょっと触ってみるのも良いかも^^
ただ、
全部が複雑なデザインだと
Illustratorで作り切った方が
良いですし、
自分で作ったものは
自分でコーディングした方が早いので
臨機応変に使い分けます。
セミナーLPぐらいなら
XDでもいけるんじゃないかと思いますが、
自分でコーディングするなら
カーニングの調整をしやすい
Illustratorで作ります。
今日は色々と
XDをディスましたが、
あくまでも描画面だけの
機能が少ないだけで
アートボードをたくさん作っても
動作がすごく軽く、共有しやすく
プロトタイプやシンプルなデザインを
作るのにはとても優れたソフトです。
それでは、今日はこの辺で!
ご質問お待ちしています!
そして、ヒナモトに
ご意見ご感想ございましたら、ぜひ、
こちらにお気軽によろしくお願いいたします!
↓↓↓↓↓
https://salesdesign-lab.jp/p/r/3gwAqTup
コンテンツ制作の励みと参考になり大変助かります!
投稿者プロフィール
![日南本 文乃](https://salesdesign-school.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/10/hinamoto-s-150x150.jpg)
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web業界22年目
セールスデザインラボ12年目
WEBデザイナーとして20年のキャリアを持つ二児の母。
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