鼻外して洗いたい
こんにちは! 吉田です!
暖かくなってきましたね!
お子さんの卒業式が近く
外出される方も多いのではないかと思いますが
巷では花粉がすごいらしいですね汗
僕も花粉症ではないのですが、
流石に今日は喉をやられました。。
(朝起きたらガラガラでした...)
花粉症の方は
喉ガラガラとか、目がかゆいとか
そういう次元じゃないと思うので
取り急ぎ、お悔やみ申し上げます。。。汗
さて、今日は
そんな花粉症にまつわる
ちょっとしたお話をお届けします。
ズバリ「消費者ニーズ(インサイト)」についてです。
デザイナーとして
活躍していくためには
すごく大事なことなので
ぜひ自分ごとにして
考えてみてくださいね!
ではいきましょう!
鼻外して洗いたい
小林製薬の
「ハナノア」という
商品をご存知でしょうか?
おそらく
花粉症の方で
知らない方はいないと
思いますが...
今田耕司さんが
CMをやられているこれです。
↓↓
(旧ハナノアCMと新ハナノアCM比較)
消費者ニーズを
ぴったり捉えてる上に
面白い(から勝手にバズる)CMだなーと
個人的には思っているんですが...
もともと、
花粉症に悩んでいる方なら一度は
「もう嫌だ。鼻の中まるごと洗いたい。」
と考えたことがあるわけです。
で、そこにドンピシャな
この「鼻うがい」という商品を
あてたわけですが...
人生で1回でも
鼻うがいを
したことのある人なら
鼻うがいに失敗して
死ぬほど痛かった記憶が
あるはず。。。汗
(子どもの頃よくやりましたが
やってない方も多いはず。。。)
あれ、コツを掴まないと
ずっと失敗するんですよね。。。汗
だからこそ、
旧CMや、このもっと前のCMでは
女性や今田さんが涼しい顔で
「痛くない、難しくない
(誰でもできる)鼻うがい」
という特徴を
CMで伝えていたわけです。
で、それがある程度
浸透してきたので
「鼻外して洗いたい」「スッキリ(したい)」
という新CMのコメントに移行した、
という感じなのですが...
花粉症にお悩みの方なら
この「鼻外して洗いたい」「スッキリ(したい)」という文言に
「そうそう、そういうこと!!!」と
めちゃめちゃ共感できるんじゃないでしょうか?
これがいわゆる
「消費者ニーズ(インサイト)」というもので
これをマーケティングの中で
的確に刺すことができると
「そうそう、そういうのが欲しかったんだよ!!!」
とお客さんが思わず買ってしまう、
という状況を作れてしまいます。
ハナノアの場合は、
消費者ニーズは
ガッツリ捉えていたものの...
消費者調査を行っていくと
「鼻うがいって何?」
「鼻うがいって痛そうじゃん」
「鼻うがいは難しそうよね」
という結果が出てきたため、
このようなCMを用いて
「鼻うがい」にまつわる
消費者のイメージを変えて
買ってもらう...
こんな感じの
マーケティング戦略に
なったようですね。
こんな感じで見ていくと、
実はCMもちゃんと
マーケティングされてて
面白いですよね。笑
※ちなみに、小林製薬の広告は
「わかりやすさ」を追求しているそうです。
ちなみに、
この広告が功を奏したことで
花粉症だけでなく、
風邪が流行するシーズンにも
使われるようになり
売上も伸びたそうですよ。
webデザイナーの消費者ニーズ(インサイト)とは?
...ということで
消費者ニーズ(インサイト)を
的確につくことができると
「そうそう、そういうのが欲しかったんだよ!!!」
とお客さんが思わず買ってしまう、
という状況を作れてしまうのですが...
では、webデザイナーの
消費者ニーズ(インサイト)って
何だと思いますか?
もちろん、
売るターゲットによって
この消費者ニーズは変わりますが
一般的なデザイナーが
顧客としている
- セールスライター
- マーケティングコンサルタント
- 広告代理店
- ECショップオーナー
- 起業家、経営者
これらの方々にとって
消費者ニーズは
ある程度共通しています。
その1つが、
「おしゃれ、キレイ、かっこいい、かわいい...
そんなのどうでもいいから、
売れるデザインを作ってくれ!!!!」
です。
ちなみにこれ、
僕が独立当初にお世話になった
とあるセールスコピーの講座で
授けていただいたコピーなのですが
これのおかげで、
その場で7社から
お声がけいただきました。
※当時は本当にありがとうございましたmm
あ、ちなみに
最近その方が本を出されて
冒頭に僕の事例も載ってますので
良かったらご購入ください。
↓↓
その場で7割買われる秘密 ~「検討します」と先延ばしさせない魔法の売り方~
さくらとかじゃなく、
まじで役立つ内容なので
オススメです。
(ちなみに僕には一銭も入りませんのでご安心をw)
うちの講座受けた方は
マーケティング、セールスについて
必読の内容になるのでぜひ!
話を戻して...
なぜこれが
webデザイナーの
消費者ニーズとなるのか?
それは
どんなクライアントも
「デザイナーに頼んで
1回は必ず失敗しているから」
です。
たとえば、
物販の経営者の方が
1番わかりやすいので
例にあげると...
物販の経営者が
デザイナーに求めるニーズは
突き詰めると
凄まじくシンプルです。
「自社商品の売上をあげたい」
これだけですね。
で、ただ
ほとんどの物販経営者さんは
仕入れから納品まで全部やるので
普通に仕事が超忙しい。
で、そんな中で
「絶対に必要だし、重要なのはわかってるのに
時間ばっかりかかって思い通りにならない」のが
デザインなわけです。
で、ほとんどの方は
自分でやるのを諦めて
「プロのデザイナーなら...」
と、1回クラウドソーシングや外注で
デザイナーに依頼してみるわけですが...
- 苦労して考えたキャッチコピーが
見えないくらい小さくなってる - 大事なコピーが削られて、
イメージ画像の方が大きくなってる - よくわからない英語フォントのほうが
死ぬほど大きくレイアウトされている
こんな感じで、デザイナーから
上がってきたものを見ると
大抵の場合は絶句するわけです。
売上をあげるために
寝る間も惜しんで考えたコピーを削られることは、
頑張った自分の努力を否定されるのと同じ。
で、それを指摘すると
今度はデザイナーの機嫌が悪くなって
仕事が進まなくなってしまう。
(最悪、仕事放棄して飛ぶ。これもよく聞きます。)
結果、泣く泣く怒りを抑えながら
やんわりした言葉で指示を出すんですが
これも時間がかかる上に、まったく伝わらない。。。
それもそのはず。
一般的なwebデザイナーは
おしゃれなデザインを作るのが仕事だと
思っているわけで、
(というか、そういう
スクールばっかりなので
仕方ないんですが...)
「売れるデザイン? なにそれ?」
と、デザイナーからすると
イメージ画像や雰囲気、世界観よりも
キャッチコピーの方が大事な理由が
わからないわけです。
ということで、
「2度と外注のデザイナーに依頼するか」
とデザイナーに失敗してイライラしている方が
わんさかいるわけですね。
※もう3~4年前の話なので
今は少しニーズが変わっていますが
こういう事例は未だに耳にします。
こういった背景があって、
当時まだまだLPデザイナーが
少なかったこともあり
消費者ニーズにハマって
吉田はここから大きく伸びた...
ということです。
消費者ニーズを知りたいなら...
で、ここからが本題です。
さっきも
ちらっと触れたように
今から3~4年前のニーズなので
この消費者ニーズは
すでに少し変わっていたりします。
当時に比べたら
LPデザイナーも
増えてきてますしね。
じゃあ、そんな消費者ニーズを
調べるにはどうすればいいか?
お客さんへのヒアリングです。
超・超・超
地味ですが
これ意外ありません。
対象のクライアントや
ターゲット層に
死ぬほど話を聞きましょう。
これを
「面倒だから」とサボったり
単にお客様の声や数字的な実績を取って満足したり
何回か聞いたら満足したり
こんな感じの人が多いんですが
まじでもったいないです。
半年に1回は
必ずヒアリングしてください。
市場が変化するってことは
消費者ニーズも時間の経過で
少しずつ変化するんです。
コロナ禍のマスクも
最初はマスク不足だったり
衛生面が消費者ニーズでしたが
今はデザイン性や機能性になってますよね?
かならず言えるのは
消費者ニーズは変わるということ、
そしていつの時代も
消費者ニーズは存在するということ。
僕が独立初期に
普通のwebデザイナーと
差別化したように
LPデザイナーが増えている中でも
差別化要素に発展するような
消費者ニーズは必ずあります。
そして、
その答えを持っているのは
いつも消費者です。
面倒くさがらずに、
ぜひ、ヒアリングを通じて
消費者ニーズを探ってみてくださいね。
では!
吉田
p.s.
春ということで
近所のさくらがキレイだったので
ワンコらと一緒に撮ってきました。
普段落ち着きのないコヤツラが
こんなに前を向いてくれるなんて...笑
犬のニーズも拾えたらいいのになあ。。。。
(小さい頃にエディマーフィー演じる
ドクター・ドリトルに憧れて
獣医さんになりたかったんですよね。。。)
ご質問お待ちしています!
投稿者プロフィール
-
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。
ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。
⇒ 詳しいプロフィールはこちら
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