西野カナさんが炎上した作詞法

こんにちは! 吉田です!

おかげさまで
ようやく喉の調子も
6割くらいに戻ってまいりました。。

(乾燥には十分ご注意くださいませmm)

ドクターストップで
あまり声が出せない分、
今せっせとコーディング講座の
中身を作ってますので
もう少々お待ちくださいませ。。。

さて、ということで
今日の本題です!

西野カナさんって
ご存知でしょうか?

流行語にもなった
「トリセツ」という曲で有名な
歌手の西野カナさんです。

先日、
「関ジャム」という音楽番組を
見ていたときのこと。

作詞家として
Superflyさんや少女時代などの
楽曲を手がける
いしわたり淳治(じゅんじ)さんが

西野カナさんのことを

「西野カナという
アーティストは
天才だと思います。」

と評していました。

その理由は、

「自分の作った曲が
世の中でどう機能するかを
考えて曲を作っている」

とのことでした。

いしわたりさん曰く、

“近年の音楽アーティストは
いかに歌の世界観やメッセージを
「自己表現」するかに
寄っているところがある”

“そのため、聞く人の日常から離れ、
音楽アーティストから
「流行語」が生まれなくなってきている”

こういったニュアンスのことを
仰ってました。

これは裏を返せば、
西野カナさんの曲作りには

「聞く人の生活や
日常に溶け込む」という視点がある、
ということなのですが..

それは西野カナさんの
独特な作詞の方法に
秘密があったようです。

西野カナさんが炎上した作詞法

今から3年前の2018年、
同番組に西野カナさんが出演した際に、
その独特の作詞方法が明らかになりました。

その方法とは..

“マーケティング作詞法”

ともいえる、型破りな作詞方法でした。

まず、“企画書”として
楽曲のコンセプトや設定を考えだした後、
一旦自身で詞を書きだします。

ここまでは
ほとんどのアーティストが
やっていることですが、
ここからが西野カナさんの真骨頂。

なんとアンケートや質問サイトの閲覧、
友人への取材を行うというのです。

その中で、多かった回答や意見を参考に、
自分の意見・経験も含めながら
歌詞をブラッシュアップして仕上げていく...

こんな感じの
独特な作詞をしていたことが
番組で明らかになりました。

ネット上はかなりの衝撃で、賛否両論。
否定サイドには、

《ネタ集めてるだけやん》

《そりゃ多かった回答使えば共感を得られるわな》

《アーティストなら人がどう思うかより自分の伝えたいことを詞に載せようよ》

といった辛辣なコメントもあり
この作詞方法は
当時かなり炎上していました。

当時のまとめ記事には、

“アーティスト”に対して
作家性やクリエイティビティを
求めている視聴者は

まるでIT企業のような
ヒットさせることを主眼にした
“マーケティング作詞法”に
裏切られたように感じたのかもしれない。”

と締め括ってありましたが、
これこそ、いしわたりさんの

「自分の作った曲が
世の中でどう機能するかを
考えて曲を作っている」

この言葉に値する秘密であり、
西野カナさんの楽曲が
多くの人の心に刺さる秘訣なんですね。

僕はこの話を聞いたときに
「西野カナさん、めちゃめちゃ優秀じゃんw」と
ちょっと嬉しくなりました。笑

マーケティング視点のコンテンツ作りは
これからどんな仕事にも必須

誤解を避けるために
お伝えしておくと..

僕は西野カナさんの
楽曲制作の方法に
賛成でも否定でもありません。

(キレイごと言っても、
作家性やクリエイティビティ以前に
職業アーティストはまず売れてなんぼなので
その点でどちらかといえば賛成派ですが..)

音楽アーティストとしての好き嫌いも
正直どっちでもないくらい
通りすがりのレベルです。笑

ただ

「マーケティング視点の
コンテンツ作り」

という点においては、

西野カナさんは
めちゃめちゃ優秀な方だと
僕は思います。

これからの時代、
「マーケティング視点の
コンテンツ作り」は、

「すべてのコンテンツ制作者が
今後必ず意識しなければならない視点」

くらいに重要だと考えています。

たとえば、
VERY(ヴェリィ)という
女性雑誌があります。

web全盛期の時代にあって
年間発行部数は20万部を超える
人気ファッション誌です。

「very妻」をはじめ、
「シロガネーゼ」「サロネーゼ」
という言葉に代表されるように

数々のトレンドを
生み出してきたVERYですが
今かなり潮目が
変わってきているそうです。

というのも、

4~5年前は
編集者サイドが
流行を仕掛けていくため

様々な企画がVERYの内部で
立案されていたそうですが..

今、VERYの中で
行われているのはその逆。

「ユーザー(読者)への
徹底的なインタビュー」です。

この4,5年で、
ユーザーがSNSや口コミで
発信・もの言う社会が
当たり前になり、

情報やトレンドの発信元は
業界人ではなく
ユーザーに移ってきています。

その流れは
VERYという大きな雑誌の
作り方さえも変えてしまうほど
インパクトのあるものです。

そして無論、この流れは
デザイナーも例外ではありません。

これからの
世の中の流れで

「マーケティング視点のない
デザイン制作」は
どんどん独りよがりになると
僕は思います。

デザイン制作にも、
マーケティング視点を。

常にユーザー、
見てくれている人のことを
一番に考えた制作ができるように
していきたいものですね^^

ではでは今日は
この辺で!

吉田

p.s.
ちなみにセールスデザインは
「マーケティング視点」を
中心にガッツリすえた
デザインスキルです。

デザインの技術はもちろん、

どうしてこのレイアウトなのか?
どうしてこっちを見せるのか?
どうしてこの色なのか?

こういった視点を
マーケティングの視点、
ひいてはユーザー目線でゴリゴリに
お伝えしていきます。

ご興味ある方は
ぜひ無料メルマガや
YouTubeのレッスンを
覗いてみてくださいね!

ではでは!

p.p.s.

余談ですが西野カナさん、
マーケターやってたら化物みたいに
結果出してそうですね。
(マクロミルとかにいそう...笑)

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投稿者プロフィール

吉田 祥太
吉田 祥太
フロントエンジニア出身の叩き上げセールスデザイナー
セールスデザイナーとしては5年目。

ノンデザイナー出身でめちゃめちゃ苦労した経験から、
感覚的になりやすいデザインの指導を
理論的かつ再現性ある形で伝えることをモットーにしている。

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